◎祇園祭巡行 と  後かたずけ 山鉾の解体 
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山・鉾32基 (曳き鉾 7基・曳き山 3基・傘鉾 2基・舁き山 20基)動く美術館、
国宝重文の秘蔵の懸装品を惜しげなく日の本にさらし、一基各々に50曲というお囃子、
その場その場にふさわしい緩急のリズムの曲にのり、25トンからの巨体がゆっさと進んで来ます
壮観!

前9時四条烏丸に勢揃い→河原町四条→御池河原町と回って新町御池には午前11時から11時半ぐらいに到達。
7月17日
梅雨明けまで日が有るにかかわらず 晴れ!
何年ぶりかの ビニールカバー無しの祇園祭

烏丸四条にずらりと勢ぞろい
四条堺町で「くじ改め」
2日の籤取り式の順番と相違ないことを
祭り奉行に報告し進む

長刀鉾お稚児さんの結界切儀式・一番の見せ場
さぁ 御池通新町角へ長刀鉾が先頭を切ってやって来ました。

新町通は町中の細い道!ここへ入っていくのが
叉一つの見せ場の「辻回し」

知る人ぞ知る 見せ場
『見に行こ 見に行こ!!』

穴場だったはずですが、年々見物が多くなり
ちっとも穴場じゃなくなりました。
それだけ迫力満点で観客の2番人気に。

ぎっしぎっし 『よーいやさー』
と音頭を掛け 左へさーっと扇を指し伸ばすと
一気に45度方向回転
もう一度『よーいやさー』  で90度
『今日の長刀鉾は、2回で成功ね!
上手やったーわ』と拍手拍手

長刀鉾のお稚児さんは新町御池角で
任務終了。  強力さんの肩に乗リ 
拍手の内にはしごで地上に降ります
三条新町角で見物。着物で10人も固まって見物していると、とても目立つ一行!カメラをしばしば向けられました
後ろに来るのは北観音山
巡行後町内に帰ってきた山鉾は直ちに解体され蔵に収蔵されます
(各町内に帰り、片づけが一段落したのが3時半 あくる日残りの枠組みなどが各町の蔵に仕舞われます。)

        屋根も片付け 
鉾のもっとも上かみ(北)に位置するのが「北観音山」
新町御池で順番の最後まで待機し、やっと町内に帰ってきました。囃し方はさっそく冷たいビール・お茶(美味しそうに)と昼食。ご苦労様でした。  ここから作事方は最後の務め    解体・片付けです・・

 
5mほどの太い「てこ」
『♪よいしょっ よいしょっ よいしょっ♪』と調子のよい掛け声で力をあわせて
四つの車輪を、一つずつはずし、順番に蔵に仕舞います。
胴掛け 水引 見送り 縁 天井 などなども同時進行であれよあれよと外され
屋根の上には、障子カバーが掛けられました。
本体の木組みは明日片づけ・・・

作事方は最低でも4・50人居られるそうです。
この日、車体の下でジャッキを調節中の作事方のお一人に知人発見。
普段は会社勤めされてる人です。
だんだんとこのように・・解体され枠組みだけに戻ります
        
釘1本使わず 縄のみで この巨体が組み上げられている
柔構造が巧まずして出来上がり、揺れを吸収、その粘り強さで辻回しで揺すられても倒れません。
函谷鉾鉾函谷鉾
懸装品を取り外す作業枠が付けられています

菊水鉾
室町通りの道幅一杯に立って居る

長刀鉾
屋根が取り払われ、長刀が傾いでいました

長刀鉾

構造がよく見えます真ん中が「蝶」と呼ばれる縄組み

菊水鉾の車輪
直径は、人の身長ぐらい
どの鉾も、車軸にしみこんだ油などに巡行の後の生々しさを感じさせます。

『今回の“きものさんぽ”、参加者の感想』
・うわさには聞いていたけど、こんな間近で 鉾の揺れる音 竹の上をすべる音 お囃子
  ・・・迫力だけでなく、お祭りの息遣いが とっても面白かったです。』
『お祭りも色々見物しますが、こんなに最後の始末まで見たのは初めて』
・ 『新町に入ってからは鉾の人達のお顔がほころんでましたね。
・ 『ここまでは公式行事・細い地元の道ならではの柔らかい表情が印象的。』

毎年祇園祭の時期
“きものさんぽみち”床の間に飾ります


この部分は 「エビ」と呼ばれます。
山鉾は釘を1本も使わず、この様な縄だけで組み上げられています。
解体時、本体が露わになると、改めてその見事さに驚かされます。
他にもいろいろな形の縄がらみが有り
雄チョウ・雌チョウ・鶴・亀結びなど鮮やかにスタイリッシュに職人さんのあぞび心 心意気を感じさせます。
柱、筋交い、を縄のみで固定し、しかも遊びを持たせて縄をかける為 巡行時動着によって起こる鉾のひずみを吸収する見事な構造。
組立を担当する作事方の人たちが記念として持ち帰られる貴重な「えび」。
北観音山の場合、左右12個あり、そのうちの一つを戴くことが出来ました。
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