◎京都 着物で散策 聞香体験(香りを聞く) 風俗博物館(源氏物語)
きものさんぽみち では、きものを着て聞香を体験する会を企画しました。
お香というと皆さんはどんなイメージをもたれるでしょうか。
今はやりの、癒し系・アロマテラピーでしょうか?それともお葬式のお焼香?何はともあれ行ってきました。
堀川通西本願寺前 薫玉堂さん   1594年と言いますから今から400年前に創業されたと言うお香のお店。
まず教室で香の歴史をレクチャー。

このモダンなお店の中に昔のままのお座敷が「香室」として残されています。
ここでお香を使ったお遊び「香道」の体験ができます。香道は、源氏物語や平家物語などの文芸作品を、
上手に、面白く、洒脱に取り込み日本文化の良い所を凝縮したような遊びです。
お香と言うと仏さんごとと、思われていましたが、
最近はアロマテラピーなど注目されている事から和風アロマと見直され癒し系などと若い方たちも多く訪れられるそうです。
きもので聞香!こんなにしっくりと合うのは考えている以上のものでした。これはぜひとも、皆さんもきものでどうぞ。
香道体験:平日午前10時の部と午後2時の部 
お香の歴史のレクチャーと実際の「聞香」体験(事前申し込み制)  費用:2000円 (薫玉堂:075-371-0162  
 
まず、お香について歴史やお香の種類をレクチャー。
  
香炉の中には灰に埋められた炭が入っています。その上に銀葉(よう)と言う雲母板を載せその上にお香の小片を乗せます。左はその優雅な道具類。右の箱は、4cm深さの各人用のミニすずり箱になっています。これに回答用の用紙が入っていて3本せんのうち合っていると思う物をつなぎます。下図は5本ですがこれを3本でするわけです。この図とその組み合わせの題名、夕涼みとか虫の声とか季節にふさわしく付けられている名前を書き解答します。
いよいよ聞香体験。
お茶のように、お手前をする人と、半東さんのように、お香を用意する人、香り当ての判定役(執筆さんと言います)の二人がもてなし側です。
香りにもいろいろあります。
香木には、沈香(伽羅や蘭奢待が有名です。)と白檀の二種他に香料として、桂皮(ニッキ)丁子・ウイキョウ現代的な花の香りなどなどもブレンドされます
これも茶道と同じに、御正客が最初に香りを聞きます。今回は、三種香と言い3つの香木を三片ずつ9つの香を包んだものを用意し、その中から任意で3つの包みを出題されます。さあ、どれとどれが同じなのか。緊張します・・・1つずつ香炉にくゆらせたものを3種類聞き一番目二番目三番目のどれとどれが同じか、又全部同じか、全部違うかを聞き分けるのです。
まず、左手で受けた香炉を右手で覆うように持ちます。右手の親指と人差し指で隙間を開け底から香りを深く吸い込みおなかに納めて匂いを覚えておきます。この時間がなんとも言えず豊かで、心が鎮まった、深い世界が広がるようでした。

香りを充分に堪能し、満足満足のきものさんぽみちのメンバー。 
三種香のほかにも、数限りない遊び方が有るそうです。
有名なものに源氏香があります。源氏香は、5種類の香木を使って同じように々香りを当てる遊びです。5種類ですから組み合わせが52できる計算ですね。52と言う数字から昔の人は源氏五十四帖を当てはめられ最初の桐壺と最後の夢の浮橋を覗いた52の組み合わせをそれぞれの巻の名前で呼び回答に添えます。下図は、名前ごとの回答図。この文様い降りろ名ところで目になれたことがお有りでは。香道だけでなくきものの文様など、工芸・染織等の意匠・デザインに広く深く用いられ、文様が源氏の物語を示し、「融」など能の衣装にも印象深く用いられています。 
  
聞香の遊びの一種、「競馬香」の道具。当たる度に騎馬武者人形が前に進みます。
香道
足利善政の時代に花開いた東山文化。 (銀閣寺などで有名ですね)
この室町時代に始まった、文芸の香りも深い大変遊び心の豊かな文化が花開きました。
能・連歌・庭園等と共に日本の三大芸道と言われる「茶道・華道と香道」も熟成しました。
その一つの香道とは。3種類から5種類の、香木の組み合わせを、一定の作法に従ってかぎわけ当てる遊びです。(香りを聞くと言います)香りを当てると言うゲーム的な要素だけではありません。目をつむり、心を静かにして香りを、おなかの底まで納めますと騒がしい周囲を消し去り、ストレスや心の疲れを癒してくれるのです。その上香りを聞くことを通じ心が豊かに満たされ今回の体験で実感しました。
この後薫玉堂から歩いて2分、風俗博物館にも・・・
 
  
十二単衣・狩衣など平安時代の衣装を実際に着て見ることが出来ます    
薫玉堂さんから風俗博物館は1分ほどの場所。
お香を世界にも出てきた源氏物語を実感できる博物館です。
寝殿造りを上から鳥瞰して源氏絵巻を実物で見る不思議な面白さ。
十二単も実際に着て見られ益々楽しいきものさんぽ!
さあ、次回は着物でどう遊びましょうか・・・あなたもご一緒に如何ですか?    
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