壬生大念仏狂言
春の公演の毎日最初の演目は、節分で厄除けに奉納された炮烙の祈念が、成就されるように盛大に割られる「炮烙割り」。
峨大念仏狂言・千本釈迦堂狂言(ここのみ台詞あり)と共に鄙の雰囲気が強く残る無言劇。  

これが舞台。 見所は、向かいの建物

炮烙割り
♪♪がんでんでん♪♪ と、鉦と太鼓・笛のみで、一切のせりふ無しで話が進められます。
この狂言はせりふ無しの黙劇です。
プロではなく、壬生念仏講という地元中心の町の人達が、完成されたパントマイムを演じます。
鎌倉時代の円覚上人が仏の教えを誰にでも判る様に始めたと言われています。
上人の人気は大変な物で、その御説教を聴こうと数万人もの大勢の人が詰め掛けたと言われ、拡声器も無い昔の事、群集にパントマイムで見せたのです。
それ以降700年、能や狂言などからもいろいろと取材し、芸能としても大層発達した物になっています。江戸時代には大変な人気が出た様で、京都から遠征して上演されたと記録に残っています。壬生寺はご本尊さんはもともとは御地蔵さんで、舞台の奥にお祀りされ、演者は芸能を奉納しているのです。地蔵信仰のドラマとも言えます。
一度、皆さんもお出かけを。 もちろん、お着物でね。
秋の公演が10月9・10・11日。 春の公演が、4月21日から29日まで行なわれます。壬生寺:075-841-3381

“きものさんぽみち”「ひとりできものをきられるかい」の会員の方が 今年の壬生狂言の感想をくださいました。
きのう、壬生狂言の最終日、行ってきました!
「餓鬼相撲」では、餓鬼の動きが私の笑いのツボにしっかりとはまり、笑いが止まらなくなって困りました。
隣のおばあさん(もちろん知らない人ですが)も同じらしく、ふたりで顔を見合わせて笑ってしまいました。
吉本の間寛平が、杖を振り回してよろよろ歩くおじいさんを演じるの、ご覧になったことありますか?よろよろ、
といっても、杖をあっちこっちに振り回してかなり過激なアクション。餓鬼が杖をついて登場したとき、
この間寛平の芸を思い出しました。源流は壬生狂言にあったんですね(?!)
最後の演目「棒振り」に感激しました。 大念仏講全員が紋付袴姿で登場し、
その中央で棒振りが繰り広げられました。(祇園祭の棒振りと同じように、赤いしゃぐま・白い覆面姿の人)棒振りを、講中が扇子であおぎながら囃し立てます。
最後をしめくくる厳粛で、晴れやかな空気がなんともよかったです。祭りの醍醐味って、
やっぱりこういう瞬間にあるのだなあ!と思いました。          (M・I さん)
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