◎京都 着物で散策  夏越の祓え 茅の輪くぐり 京の夏の滋養食体験
水無月6月の締めくくりは、「夏越の祓え」  
“きものさんぽみち”の町内でも“ひとがた”人形が配られて来ました。
半紙でかたどられた形代(人型・7cm程)に、名前・数えの年齢を書きます。

「はーっ」「ふっ」と、息をふきかけ、具合の悪い所を撫でたりして、お賽銭(500円程度)と一緒に
町のお役の人に預けます。
地域の氏神さん(下御霊神社)に納められ、月末に「夏越の祓え」をしてもらえます。

前半期の罪穢れをこめた形代を祓い清め、残りの半年の厄災から免れるように、との行事です。
この時期あちこちの神社に、茅の輪が作られ、この輪をくぐると、茅萱の呪力によって
病魔や悪いものを退けてくれます。
茅がやの爽やかな青い香!香は、目に見えない事でいっそう霊力を持つと考えられたのでしょう。
(まるでアロマテラピー!)
いずれも半年間に溜まった罪穢れを祓い流し 新たな生命力を得るよう祈ったり、
無病息災、厄除けを願って行われるものです。過ごしにくい日々、茅の輪をくぐって気分を新たにしましょうか。
『拾遺集』に「みなつきのなごしのはらへをする人は千年の命のぶといふなり」という和歌がありますが、
その「なごしのはらへ」(夏越の祓え)の神事も各神社でいろいろですが基本は茅萱で作られた大きな輪をくぐって
祓いすることです。
茅の輪と言って、青竹を芯にして茅草を巻きつけた直径二メートルぐらいの輪をくぐります、
他にもいろいろな方法があります。
                   
上賀茂神社の茅野輪くぐり 夏越の祓えのお参り 雨の日のお参りになりました  けれどめげずにしっかり雨支度。
カラフルな雨コートで目が覚めた心地

車折神社の茅の輪

人形(ひとがた)に願い事・
名前・数えの歳を書き
『はーっ』と息を吹きかけ
納めます。
後ほどお祓いしてもらえます
車折神社の願い石を授かって帰り、毎日祈念していると、願い事を叶えてもらえるとか・・・願いの叶った後の石を納めてある場所の石の山は判りやすい宣伝でもありますね!また、芸能に強い神さんでもあります。舞・狂言・能etcで使われ、古くなった扇を納める箱も設置されています。脇の別社には業界の人のらしい名前札が社中・天井、柱と言わず隙間なく貼られていました。世の中メジャーになりたい人が多いんでしょう。宝塚の人たちや歌手の名も多くみられます
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白峰神宮の茅の輪くぐり     
       
浴衣を藍の浴衣にお襦袢を重ね着してお太鼓結びで!
お洒落に着物風着こなし。 ぐんと大人っぽくなります。
左は、涼しいちぢみのきものと羅の帯
上賀茂神社の茅の輪
風そよぐ奈良の小川の夕暮れは
  禊ぎぞ夏のしるしなりける


人形(ひとがた)を流す神事
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嵯峨野の竹やぶの奥、ひっそりと野々宮神社の茅の輪をくぐる “夏越の祓”
これからの半年、病気をしませんように、大きな災いにも会いません様祈願します・・・
  
伊勢へ赴く斎王が潔斎にこもったと言う野宮神社
伊勢へ赴く斎王が潔斎にこもった野々宮神社は、葵祭りで有名な斎王代に関連深い神社です。伊勢神宮には必ず、未婚の皇女、或いは女王(親王女)が一代に一人、天皇の御杖代(みつえしろ)として仕えました。この女性を斎王と言います。斎王に選ばれると、皇女は野々宮神社に入り前後三年間の潔斎を経て、伊勢の斎王宮に向います。そして、天皇が退位するか、両親が死ぬまで、ここで斎王として暮らすのです。    野宮は斎王代ごとに場所が変わりました。
現在の野々宮神社は、源氏物語「賢木の巻き」や和歌にも名高い嵯峨天皇の皇女仁子内親王が最初に使ったもので、その後神社として今に伝わります。黒木の鳥居と小柴垣が目を引きますが、樹皮のついたままの鳥居で、鳥居の形式としては極めて原始的日本最古のもの。また両横の小柴垣は、「くろもじ」で作られています。源氏物語・和歌・俳句などに詠まれたままの遺風が残る竹に囲まれた神秘的雰囲気の濃い神社です

茅の輪をくぐった後、
境内に用意された茅がや1本で自分で輪を作って持ち帰ります。
黒木鳥居
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秦氏の太秦巡りはまだ続く・・・
蚕ノ社にも寄りました
 
蚕ノ社は「木島(このしま)神社」が正式名。
平安京造営に重要な力のあった渡来人・秦氏ゆかりの神社

   
不思議な3本足の鳥居。
一説に 「秦氏ゆかりの聖地を遥拝する場」といわれます。ひっそり元糺池の中に存在感充分に立ちます!
土用の日には、手足をつけて厄除けを願います

(下鴨神社の足つけ神事と同じ由来)
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北野天満宮 6月25日(午前5時〜終日)恒例、京都最大の茅の輪。30日には本殿前の中庭で、大祓式の神事。
城南宮 茅の輪くぐり・人形流し(6月25〜30日)   ジャンボ茅の輪(7月1日〜7日)
車折神社 6月の1ヶ月間、30日の夏越祓まで、茅の輪くぐりができます。 京福電車「車折」駅、市バス11「車折神社
吉田神社 6月30日の16時頃から茅の輪くぐり
建勲神社 30日
地主神社 30日
白峯神宮 30日  夏越大祓(午後5時〜)
貴船神社 茅の輪くぐり(25日〜30日) 大祓い(午後3時〜) 
車折神社 30日 水無月祓い(午後6時頃)  茅の輪くぐり(1〜30日)
上賀茂神社 人形流し(午後8時〜)・ 茅の輪くぐり
野宮神社 大祓い(午後2時〜) 茅の輪くぐり(中旬〜30日)  
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夏越のお参りの頃じめじめと不快な日が続きます。夏には京独特の滋養食があります。
他にも季節ごとの素材を上手に使った決り日の「お決まりの献立」があり
経済的で体にも良い暮らしの知恵が凝縮されています
おついたちは小豆ご飯と紅白おなます  15日は あらめのたいたもの  月末はおから 
節分は畑菜の辛し和え など・・・
これが水無月!
6月になると、京都では、「水無月」というお菓子を食べる習慣があります。
「みなづき」とは、三角の白い外郎の台に、上に甘く炊いた小豆をちらした和菓子です。
6月に入ると、京都市内の和菓子やさんでよく見かけます。 平安時代宮中では夏に氷室で保存していた氷を食したといいます。
しかし当時、夏の氷は貴族のみが頂ける物、貴重品でした。
庶民は口にすることはおろか、目にすることもできません。
そこで誕生したのが氷の結晶に似せた三角形のお菓子、「みなづき」です。上に載る小豆の赤はには、邪気を祓う魔よけの意味があるそうです
さて京都の都は海が遠い都市でした
盆地でもあり、夏の蒸し暑さは殊の外きついことです
負けないように滋養をつけるご馳走として
北前船で運ばれてきた北
海道の「にしん・昆布・海草」が貴重な食材でした。
都の食文化は、この北の野性味を洗練された夏のご馳走に変身させてしまいました。
身欠きにしんとナスの煮物にしんのつけ焼き
等が好い例です
    
賀茂なすとにしんの合わせ煮物 魚ぞうめん etc・・・
 
一晩水で戻し 流水で 丁寧に汚れをなで取り 美味しい鰹だしで生姜・お酒を利かし、薄味で煮ます。
              
京都は水の美味しい街、老舗や有名店でないおとふやさんが
何軒も点在・・・絹ごしの冷奴があれば!という人も多いわ。
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