◎きものさんぽみちのお出かけ  お盆行事  六道参り 迎え鉦 :六道珍皇寺 
      ついでに五条坂の陶器市    お精霊(おしょらい)さん迎え    六道の辻
       珍皇寺門前
“きものさんぽみち”の練習会を兼ねた「きものでさんぽ」 今月は「お精霊さん迎え」 と 五条坂陶器市へ
【おしょらいさんの事】
8月は旧暦お盆。8月7日から10日ぐらいまでに東山の六道珍皇寺や千本えんま堂等に「おしょらいさん」を迎えに行きます。
六道参りとも言われ、普段ひっそりしているお寺が大変な賑わいとなります。(8月7日〜10日朝6時から夜11時まで)
おしょらいさんというのは、お精霊さん、ご先祖様の霊のことです。1年に一度、あの世にも休暇があるようで、皆さん帰ってこられます。
迎え鐘を突くのにだいぶ並んでお寺の迎え鐘をひとつ、ゴーンと搗きますとあの世から戻ってきます。
鐘の音が、10万億土の冥土までも届くのです。
「六道珍皇寺」、東大路通松原を西に入る早朝6時〜夜11時まで、鐘をつく人が絶えません。
戒名を記した水塔婆を供え槇(まき)の小枝で水を掛けその槇に霊を宿らせ家にお連れします。
槙は、お盆の間中、おわんに水を張りその中につけておきます。
仏様のお膳のお箸にする白い木も買って帰り、おしょらいさんの行事の始まり・・・    
お仏壇に、お精進のご馳走をいろいろお供えして歓待。お雛様と同じような、塗りの小さいお膳を使い。昆布だしで炊いた夏のお野菜、高野豆腐、麩、新いも、小芋、それぞれお椀に合わせてかわいく切ります。おいしい山椒も一緒にすって、三度豆やお茄子の胡麻和え。きゅうりもみ(お酢のもん)お素麺も欠かせませんね。その日その日決まりもんのお供え、しら蒸しのおこわ、ハスのお菓子・おむかえ餅、おはぎなどおやつ、スイカや蒸したとうもろこしも供えましょう。ご先祖様週間も16日の白玉で作った 送り団子と 送り火で終わり。 この送り火が「大文字」16日晩の8時、五山の送り火を眺め、手をあわせ見送ります。御所まで行って、ご近所の方たちと「点いた点いた」 木々の間から大文字を見て送ります。
  
  【地獄へ通勤】
珍皇寺さんの境内には、閻魔堂が有り境内には閻魔様や、篁像が見られます。
 
井戸はこの期間残念ながら非公開。普通の日に予約制で見られます 六道珍皇寺:075-561-4129
珍皇寺さんの地獄図の掛け軸みんなで恐る恐る見学しました。 “悪いことしたらこんなとこへ行かんならんのえ!
日本最大の冥界の主・魔界のキーパーソン「小野の篁(たかむら)」もここから地獄へ通ったと言われています。小野の篁と言う人は、平安時代初期の文人として知られていますが地獄では閻魔様の副官でもあったそう。地獄の使者としてこの世と冥界を行き来したそうです。地獄への通勤道となったと言う、井戸も忘れず覗いて見ましょう。でも地獄に落ちないで。    【六道の辻(あの世とこの世の境目が有る場所)】
珍皇寺さんから西へ少々進みますと「西福寺」の前に出ます。ここは知る人ぞ知る  あの世とこの世の境目・・・・「六道の辻」と言います。 
西福寺のあたりは轆轤ろくろ町といいます。ろくろ・六道はどくろに通じます。その通り、昔は髑髏町だったそうです。 
平安時代はここはもう辺境 そのころの葬送の地遺体を風葬する場所のひとつ・鳥辺野へ通じる道でした。
 (中世の葬送の地は 京都周辺の7つ野だった。 嵯峨・化野(あだしの)もその一つ)

 西福寺の地獄極楽絵図
六道やら、どくろやら地獄の閻魔様やら葬送の地やら・・・   冥界 死者用語 満載のスポットですね。西福寺には地獄極楽図が掛けられています。  仏教で言う六道は、人が死後、善悪の業(ごう)によって行き、そこに住むと言われる、六つの迷界のこと。地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六つが有り、これを巡る絵図を見て戒めにしてもらおうというお寺の意図がお盆の絵図の開示なのでしょう。小さいころ毎年この絵図が怖くて!でも見たくなる・・・と言う事の繰り返しでした。暑さことのほか厳しい今年、ひんやりとしにお出かけください。それには(?)ぜひゆかたをお召しください、雰囲気がいっそう盛り上がるでしょう。        
     
【幽霊飴】
 
由来書きを見せて戴いた
 六道珍皇寺で迎え鐘を撞いたら、幽霊あめを買って帰りましょう。
そのむかし、毎晩店を閉めるころになると、若い母親らしい女の人がほとほととあめを買いに来ました。あまりに毎晩の事お店の人が不思議に思ってつけて行きました。そうすると、お寺のお墓のほうへスーッと入っていきます。恐る恐るお寺の和尚様と、お墓を調べますとお墓の中に気配が・・・堀り、開けると赤ちゃんがあめをしゃぶっていたと言う事です。死んだ後も子供を思い、あめを買って育てたと子を思う母の心が評判になり飴やさんには、お乳の出ないお母さんや子供の健康を祈り大勢の人が飴を買いに来たと言うことです。
幽霊も買ったという飴、これはぜひとも味わってみましょう。みなと屋さんで売っています。 
 【大陶器市】
       
 最後に、お帰り道の毎年のお楽しみは、五条坂の陶器祭りです。川端から東山通までお買い得な陶器の出店が満載。
お皿湯のみ○百円というものなど冷やかすだけでも楽しいです。
午前9時から午後11時まで夕涼みがてらも良いですね。ぜひ涼しげにゆかたなぞ如何! 
お盆行事の最後は五山送り火 大文字が済むと昼中は酷暑でも夕方からの気配の底にちらりと秋が忍び込んでいる気分がします。
あと子供たちのお楽しみ地蔵盆(23・24日)で京の夏の行事も最終  暑さ、もう少しのしんぼうですね。
「迎えがね」は、 千本えんま堂 (京都市上京区千本通廬山寺上ル)など各所でも行われています。
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