◎着物で小正月 初詣と小豆粥のお祝膳  お茶会と投扇興  
今日は1月15日 小正月。小正月は昔は1年のうち2回貰えた薮入り(お里帰り)の日です。
女性が松の内のお客さんやらで忙しいのも一段落。やれやれとお暇をもらえる貴重な休暇日、女正月とも呼ばれます。
(この休暇  昔風にいえば、お嫁さん・女中さん・丁稚さん達が対象になります)
“きものさんぽみち”でも皆と薮入りのような気分で小豆粥をお祝いし、お茶会や投扇興で一日楽しく遊びました 。
『賑やかやねぇ』、庭からメジロも見物に・・・         
正月床の間


床の間の初日の出、宝船の軸・お鏡さん
お屠蘇酒器揃い お重 何もかもお正月らしい
小豆粥・柿なます他・・・小豆の甘みとおもちのとろみが相まってお粥の美味しさ極まります。
大福茶で「お祝いやす」四国高松の餡(あん)入り餅お雑煮、鳥取県の甘いぜんざい雑煮、同じ鳥取の岩海苔入りなどいろんなお雑煮の話題が飛び交いました。 
みんなの衣装の多数派は、お母さんのお若い時のもの、リサイクルショップ2名や自分用に作った衣装も3名などなど・・・
友禅小紋・無地お洒落着物・ウール・紬などお気に入りを。 お対の羽織 季節の梅の羽織も素敵ね

順番にお点前して、お客さんに飲んでもらうというので、皆緊張。 でも心配なく!クリーミーに泡々のお抹茶に美味しく点てられました。
黒漆・若松図 塗り火鉢に五徳を置き
銅のおやかんでお湯を沸かしながらの
“きものさんぽみち”流、初釜!

「よぉ形が取れてるな」と思うほど柔らかく、ほのかに薄桃色の白味噌餡牛蒡甘煮の入った二条駿河屋さんの花びら餅はお正月のお味決定版。
型友禅「花車」図風炉先屏風は “きものさんぽみち”藤匠製
火鉢の炭火はむっくりと柔らかい熱さ、懐かしい火の気
午後は、投扇興トーナメント  「チーム・グー」 「お正月チーム」「チーム薮入りズ」が秘策を練って大騒ぎ!
殆どの人が始めての投扇興。
御所の雅な遊びの一端を体験してよかったそうです。定期戦をという声も上がり、嵌まって頂いたようですね。
うわぁ、きゃぁ  又変なとこへ飛んだぁ
と泣き伏してるのではありません。笑い転げてるの図
まずは扇の投げ方練習・・・
本番 中々当たりません。
成果は次回に見られるか、な。
『さぁこの当たり方はどれかしら?』審査員(?)が協議中
投扇興には、上村松園女子描くところの点数表が付いています。扇と的の落ちた場所の位置関係で点数が決まります。
藤壺の点から夢の浮橋の点(100点これが一番難しい)まで、源氏物語五十四帖の巻名に因んだ雅な点数表。これだけを眺めてても楽しい・・・
聞香にも源氏物語に因んだ、香り当ての遊び(五種香)が有ります
投扇興賞品
顔見世土産
海老蔵襲名記念チョコレート&ドラエモン人形焼

お福茶
結び昆布=お出汁用の昆布を固く絞ったふきんで軽く拭き5mm×5cmぐらいに細く切ったものを結びます。年末お祝い箸の名前書き、落とし玉用のし袋の用意と共にたくさん作っておきお年始のお客様にお出しします
京都では一年の健康と幸せを願って 「大福茶」を新春に祝います。
平安時代、京都で悪疫が流行しました。六波羅密寺の空也上人は庶民にお茶を煎じてふるまい悪疫を治したといわれています。このことにあやかり村上天皇は毎年新春にお茶を服されたそうです。それを「王服茶」と呼び、その後「大福茶」(おおぶくちゃ)(おふく茶)となりました。小梅・結ぶ昆布を入れ、お煎茶や玄米茶、白湯、昆布茶など、(各家によって違う)を注ぎます。 

小豆粥の作り方
前の晩小豆を茹でる。
 茹でこぼし (一旦ぐらっとしたら茹で汁を捨てる)を2回繰り返し、茹で汁が赤くきれいな色になれば、濁る前澄んでいる間に別のボールに掬って取り分けておく。
水を足し、小豆のお腹が割れないように弱火で柔かくなるまで茹でる。お米も洗っておく。
水の代わりに昨夜の茹で汁を、三分粥の割合に入れ、小豆も適宜加え炊き始める。(塩少々)
沸騰するまでは鍋底をそうろと撫で底にくっつかないように注意。沸騰したら弱火で炊き上げる
水分がたっぷり残っている間に丸餅をいれ柔かくなれば火を止めて蒸らす
赤米の霊力は小正月のお祝い膳にふさわしい、小豆の赤を赤米の代わりにしている
       柿なます
大根・金時人参の千切なますに、干し柿のちぎった物を入れる。美味しい二杯酢に削りかつおをたっぷり

おけらびの火縄
大晦日 ぎおんさん(八坂神社)に年の瀬のお参りをし、この火縄に篝火の螻蛄火(おけらび)を移し消えないようにまわしながら持ち帰り(おけら参り)元旦の神さん、仏さんのおひかり(蝋燭)やお雑煮を拵える時の火種にします(浄火)です。
おけらというのは薬草の一つ。
篝火の薪と一緒に燃やされ厄除けの効能があるとされています。
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