◎京都の町の寒行シーズン 雲水おーさん & 山伏さん 
托鉢僧 “きものさんぽみち”の前で  ある寒い朝
朝。「雲水」(禅宗の托鉢僧)4・5人の一団が、一定の距離をとった列を作り、口々に『おーー おーー』と唱えながら、
お町内を廻ってこられました。皆お若い方々のようです。 素足・深い網代傘は寒中でも暑い日も変わりません。
大徳寺、相国寺 天竜寺・妙心寺など京都の各禅宗の各お寺から日を決めてでられます。

子供の時から、朝『おー』のお坊様の声を聞くと「おーさんや!」と10円玉を持たしてもらい、
急いで下駄を履き門(かど)で待っています。
前までこられるとお辞儀して差し出します。 お坊様は丁寧に深々と、膝までつくほどのお辞儀をされ
首にかけた頭陀袋に受けると、手で触らずに中に落とし込まれ行ってしまわれます。
手を合わせお見送りせよとおばあちゃんに言われ、畏まってお辞儀をしたのを覚えています・・

自分の子供たちにも小銭を持たせ同じことをしていました。・・・
今でも信心深いご近所の方は、『オー・オー』のお声を聞くとお布施をもって、門で待っておられます。

真正面からでは修行をお邪魔したらあかんしと、後姿を撮りましたら
気配できっと振り向かれ・・・ すみません!邪魔してしまいました。

1月8日京都も一年中で一番寒い時期。
底冷えの最たる日々が続き、冷たい風に、身をすくめる毎日です。
この頃、山伏さんの一行が、寒行に歩いておられます。
聖護院の山伏さんたちが寒中托鉢の修行に廻られているのです。
(聖護院は京都に有る修験道のお寺、山伏さんの本拠です。)
我が家にも『12日夕刻、貴家に於いて家内安全息災吉祥の御祈願を致したいと存じますので其の際はよろしくお願い申しあげます』というお知らせが届きました。
知り合いが聖護院の山伏団に参加されていたご縁で、毎年決まって来られます。

この聖護院の山伏さんたちは、言ってみれば、おじ様方の部活。(私だけが勝手に言ってることです)
部活というだけに、夏は合宿で大峯山に山岳修業に行かれます。
奥駆けといって、大峰山を毎日約20〜25km、12〜15時間かけて歩くそうです。
又崖の上から足だけ捕まえて貰って、身をぎりぎりまで出して問答をしたりするそうです。
「親を大切にするか!」等と問い詰められ「します!」と返事するらしいですが、もし「しません」と言ったらどうなるのでしょうか・・・

玄関先でお経を唱えていただいた後、戴いたお札。
奈良の大峰さんをご神体とする山岳信仰が、連綿と継承されています。
奥羽の羽黒山もなかなか盛んな修験道活動があると聞きます
山岳信仰は未だに人気があるんですね。

夜には法華経の一団もうちわ太鼓を
「ドンツクドンドンツク」と叩きながら法華経を唱え列を作って行進しています。
これも寒中修行。

京都の町は寒中修行の最盛期の感。
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