◎京都 着物で散策 やすらい祭り
京都市の北区、大徳寺の北にある今宮神社のやすらい祭りが行われました。
元々は稲作の豊穣をねがって花鎮めとして始まり、次第に民衆の疫病退散を願うお祭りになったものです。 
午後3時頃になりますと、氏子地域を隈なく周ってきた行列が次々帰ってきます。
一見ぎょっとする出で立ちの大人鬼4名・かわいい小鬼2名のチームが、全部で5・6チームもあったでしょうか、赤・黒のしゃぐまもおどろおどろしく、真っ赤の上着をひるがえしながら、厄を払う舞を踊りながら帰ってきます。
鉦太鼓笛の音が合図になり、行列を待っていた各家からは、お年よりや赤ちゃんがお家の人に抱えられながら傘に入ろうと出てこられます。もちろん私たちも入らせてもらいました。これで1年間無病息災で暮らせるでしょう!
  行列
あちこちの町内から行列が帰って来ます。このチーム毎に従っている赤い花傘の下に入ると、その年の健康と厄除けが祈念できます。

  花鎮めの舞。
有名な参道両側のあぶり餅のお店の前で賑やかに

まず小鬼さん達が一舞、その後お千度参りでしょうか、拝殿をぐるぐる周ります

町なかでもこの様に着物を翻し「やすらーい、はなぁよ」と囃しながら踊ります。

神社の境内でもひとしきり鬼の舞が、
チーム毎に続きます。

鬼4名のチームも拝殿をぐるぐるお千度参り
囃し、舞う事で稲の豊穣を祈念し、また疫病退散をもたらします。迫力充分の鬼さんや、今年デビューされたのかなと言う、かわいらしい青年鬼さんが熱心に舞われたら、疫神も退さん間違い無し。

↑実物を間近に見ると
後ずさりする程の迫力!
阿呆賢(あほかし)さんという石が据えられていました。なんでも、高札によりますと病弱な人がこの石に病気平癒の願いを込めてなでると良いそうです。又「重軽石」とも言われ、まず軽く手のひらで3度石を打ち持ち上げます。願いを掛けて又3度手のひらで撫でてから持ち上げ、軽ければ願いが叶うと言う事でした。そっそくやって見ましたが、「同じなやあ」じゃー願いは叶えられへんのか、残念!無念・・・
 
             人形(がた)
これ⇒
阿呆賢(あほかし)さんという石
  これは神社で授けられていた人形(ひとがた)。病気平癒や健康祈願に定番のアイテム。各神社の夏越しの祓えや大晦日の祓えをご存知の方も多いでしょう。我 氏神・下御霊神社などで授けて下さる、夏越しの祓や大晦日の祓えの人型は、半紙で作られた白いものです。他神社などでも授けられているのは、この白1色が多い中、今宮さんの“ひと形”はやすらい祭りらしく、鬼と一緒の、真赤な着物を着ています。赤い人形の方には、名前などを書いて神社に納め、病気平癒や疫病に罹らない様祈祷して頂けます。一緒にはさみ込んであった「蘇民将来子孫也」というお札は、お守りとして持って帰ります。
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