◎着物で散策  京都のお正月 町屋・昔ながらのお雑煮
 
先々代からの大事な暖簾

床の間飾り

 根が付いた『根引きの松」が門松
 お正月の玄関には注連縄で結界を作り、年神さんに降りて戴く「門松」は、
「根引きの松」。根引の松は神さんの「依代」(よりしろ)となります。 
 平穏な1年でありますように
 
藁の輪飾りにゆずりは・しだを紅白水引でくくり、家のあちこちに
厄除けに掛けておく
   
 お正月の器も揃いました。
朱のがお雑煮椀 かなり大ぶり。
5重かさねのお重は、お煮しめ他を詰める
 
  お正月の定番の主菓子は「花びら餅」 柔やわの求肥の皮白アンは白味噌の味、甘く柔かく炊いたごぼうが芯に入って
ピンクの餡がすけて春・曙の景色。すはまの松葉の緑がお正月らしい。 (これでお抹茶は、最高)
  
お雑煮とお屠蘇(屠蘇散)の作り方
里芋・頭芋は土を落とし皮をむく
水にしばし晒す
  圧力釜で蒸す
頭芋を14分ぐらい蒸し、一旦蒸気を抜いてから里芋を入れさらに5分蒸す

普通の青首と大きさを
比べてください
祝い大根は良くたわしで洗い
皮はむかずに細く輪切りに。
元旦の朝、昆布を引き上げ
頭芋・祝い大根・里芋(小芋)をいれよく暖める)大根が柔かくなったら白味噌を溶く最後に、お福茶を戴くタイミングぐらいにお餅を入れる。別鍋のお湯で柔かくするか直接お味噌に入れても良い
  大晦日、除夜の鐘が鳴ったらまず若水を汲み(水道ですが)羅臼産昆布を水につけておく。元旦は神さん仏さんに供える為昆布だしのみで作る。
人が食べる時、多めに削りかつお節を載せる
    昆布は羅臼さんが上品で白味噌に良く合う。
その白味噌、京都の一流料亭が使う山利製のを錦で注文し確保しています。市販の甘ったるい味は戴けません。
麹の聞いたほんまの白味噌の味。
   
   家紋の「抱き稲」の付いた屠蘇器 家族揃って『あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしゆうお願いいたします。』と挨拶を交わし、まずお屠蘇を祝ってからお福茶を『お祝いやす』と言って戴く。 さぁお雑煮をお祝いしましょ
  お箸紙は中に経木(へぎ)の入ったのを
昔から使っています
各々の名前を書き“取り箸”は「組重」とします。
松の内15日まで使うので、
汚さんように気ぃつけなあきません
 お祝いのお料理は
三種の肴 数の子・たたきごんぼ・ごまめ、のほかに、柿なます(大根と金時人参・古老柿)の二つ盛 黒豆・昆布巻き・海老芋とぼうだら・たらの子・根菜中心のお煮しめ 等々気が付いた物を用意します
等々「子孫繁栄」・「よろこぶ」(昆布)、まめまめしく働けるようになど縁起の良いものを揃えます。
 
屠蘇(とそ)



「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという意味である。
もともと中国のもので、蘇と称する悪鬼を屠(ほふ)るという意味から、年頭にあたって一年間の疾病を払い、長寿を願うものとされていた。
歴史は古く、古代中国では、山椒の花を浸した「椒酒」が用いられていたが、随
の時代(6世紀末)になって、山椒のほかに
大黄(だいおう)  桔梗(ききょう)  桂心(けいしん) 防風(ぼうふう)お螻蛄(おけら・八坂神社・おけら参りのおけらと同じ) 虎杖(いたどり)鳥頭(とりかぶと)
らを加えた8種類の薬を合わせた屠蘇散がつくられるようになった。
これらをすべてかみくだき、赤い袋に入れ、除夜に井戸の中に吊るし、
正月になってこれをとり出し、袋ごと酒の中にしばらく浸しておく。祝いの席では、その屠蘇酒を満たした杯を捧げ「一人これを飲めば一家疾なく、一家これを飲めば一里病なし」と祈念し、年の若い者から長じた者へ順に飲む。
 現在は猛毒の鳥頭ははずされており、さらに桂心、虎杖に代えて
丁字(ちょうじ)  陳皮(ちんぴ) 茴香(ういきょう) 薄荷(はっか)などが加えられている。
酒からひき揚げた屠蘇散の滓(かす)を中門に吊るしておけば、病の気を避けることができると信じられていた。本家の中国では、屠蘇酒の風習はもうなくなっているが、日本では少なくなったものの、年末になると屠蘇袋が売られ、それを用いる家庭もかなりあります。。
1年の初まり!古くさいと捨て去らず、気を引き締め 新たな生活のリズムを刻む よき一日が1年につながる元旦
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